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ユマニチュードを用いた認知症ケア
宮地病院では、フランス発の認知症ケア技法であるユマニチュード®の考えを取り入れ、患者様により良いケアが提供できるように取組んでいます。
ユマニチュードとは、「人間らしさを取り戻す」ことを意味する造語で、ケアを必要とする全ての人に向けて「あなたは大切な存在」という事を伝えるケア技法です。
「あなたは大切な存在なんだ」と伝えることで、ケアを受ける人に「自分は人間であり、かけがえのない存在である」と思い起させ、安心感や自己肯定感を育み、その人らしさを取り戻します。
ユマニチュードでは、「見る」「話す」「触れる」「立つ」という4つの要素を用いてケアを行います。
見る
ケアを始め前に、水平に目を合わせて、正面から、顔を近づけて、見つめる時間を長くとるようにします。
「平等」や「親密」「愛情」などの肯定的なメッセージを相手に送り、「大切に思っている」ことを伝えます。